エアコンの中では何が起きてる?(暖房編)
2026/04/30
―冷房時とは逆? 室内機と室外機の役割が入れ替わる仕組みを分かりやすく解説します―
※実機構成や機種により部品配置は異なる場合があります。図は暖房運転の仕組みを説明するための模式図です
寒い日にエアコンを暖房運転にすると、室内から温かい風が出てきます。
冷房編でもご紹介した通り、エアコンは空気を作り出しているわけではなく、
熱を運ぶ設備
です。
暖房時は、冷房時とは逆に「外の熱を室内へ運ぶ」仕組みになっています。
今回は、その流れを分かりやすく解説します。
暖房時は室内機と室外機の役割が逆になります
暖房運転時は、冷房時とは逆に
-
・室内熱交換器(凝縮器)
-
・室外熱交換器(蒸発器)
として働きます。
つまり、室外機側で熱を集め、室内側で熱を放出しています。
① 室外熱交換器(蒸発器)で外気の熱を吸収する
暖房時は、室外機の熱交換器が
室外熱交換器(蒸発器)
として働きます。
冬の外気は冷たく感じますが、空気中には熱エネルギーが存在しています。
冷媒はその熱を吸収しながら蒸発し、気体へ変化します。
この熱を室内へ運んでいきます。
② 圧縮機(コンプレッサー)で高温にする
吸収した熱を含んだ冷媒ガスは、圧縮機で圧縮されます。
ここで
-
・高圧
-
・高温
のガスになります。
暖房時に温風を出すための重要な工程です。
③ 室内熱交換器(凝縮器)で室内へ熱を放出する
高温になった冷媒は室内機へ送られます。
ここで室内熱交換器が
室内熱交換器(凝縮器)
として働きます。
冷媒が熱を室内へ放出することで、暖かい風として室内へ送られます。
この時、冷媒は液体へ戻ります。
④ 四方弁が流れを切り替えています
暖房編で特に重要なのが
四方弁
です。
この部品が、冷媒の流れる方向を切り替えることで、
・冷房
・暖房
の切り替えを行っています。
つまり、冷房編でご紹介した流れを「逆転」させているのが四方弁です。
エアコンの冷暖房切替において、非常に重要な役割を担っています。
よくあるご質問
外が寒いのに、なぜ暖房できるの?
よくいただくご質問です。
冬でも外気には熱エネルギーが存在しています。
エアコンは、その熱を冷媒によって集めて室内へ運んでいます。
つまり、
熱を作っているのではなく、熱を移動させている
という考え方です。
次回
なぜエアコンは冷えなくなるのか? 暖まらなくなるのか?
現場でよくある不具合原因について、分かりやすくご紹介します 。
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